まず「大草原の小さな家」というドラマですが、アメリカ開拓時代の苦難を乗り切る一家のストーリーです、開拓地がやがて村になり町になり、そこでさまざまなドラマが繰り広げられる名作ですが、その中のエピソードの一つがこの「偉大な王者」です。
主人公の住む町にプロレスの興行がやってきます。しかし彼らはまっとうな興行ではなく、その町の腕自慢をリングに上げ、その勝敗に賭けをさせて荒稼ぎをするような連中でした。ただ、いきなり素人をリングに上げるわけではなく、興行の一味であるロートルレスラーが町の住人のガーベイさんに因縁を吹っかけ試合に持ち込み、コテンパンにやられてしまいます。
その興行でも賭けが行われますが、町中の人間はガーベイさんの勝ちに賭けて大儲け。気を良くしたガーベイさんは後日、町中の声援を背にチャンピオンに挑戦することになりますが…
実はそのロートルレスラーの正体は元チャンピオンで、興行のために怪我をしないよう、させないように試合を終え、次の試合につなぐ負け役を演じていました。そして次にひかえる若いレスラーは本気で素人を叩きのめして掛け金を総取りしながら興行を続けていましたが、ロートルレスラーは病床の妻の入院費のため、かつての栄光を捨て汚れ役に甘んじていた。
しかし、病床の妻からの手紙に添えてあったのは病院からの妻の訃報でした。
失うものが無くなった彼は良心とチャンピオンとしてのプライドが甦り、ガーベイさんに全てを打ち明けますが…
ネタバレになるんでココで終わりますが、ラストに向けたストーリーは若干陳腐ではありますが感動モノ、ラストシーンは泣けました。超オススメのお話ですんで、チャンスがあればぜひご覧下さい。
↓一応「シーズン 6」のDisk3に収録されている話ですが、ご確認下さい。
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